Oisix(おいしっくす/オイシックス)の五反田本社ビルに入って、Oisix(おいしっくす/オイシックス)の方々にお話を伺う機会があり、行ってきました。
今年のクリスマスケーキ(X’masケーキ)についてのお話と、試食会でした。
着いたら、すぐにミネラルウォーターをいただきました。
Oisix(おいしっくす/オイシックス)特製の、鹿児島県の霧島高千穂の天然水だそうです。
実際にOisix(おいしっくす/オイシックス)で販売されているミネラルウォーターです。(・・・と言われたのですが、実際にOisix(おいしっくす/オイシックス)のサイトで探してみたら、見つかりませんでした(汗)。)
Oisix(おいしっくす/オイシックス)の打ち合わせ室に通していただきまして、Oisix(おいしっくす/オイシックス)の方々とご挨拶&世間話の中から、TABLE FOR TWO(テーブル・フォー・ツー)の話になりました。
Oisix(おいしっくす/オイシックス)の中でも、特定の食品だけのようですが、売上の3%を、アフリカの学校(モザンビークと伺いました。)の給食を配るために寄付しているそうです。
発展途上国の場合、学校を建てても、子供は来ない。でも、学校の給食があると、始めは給食目的でも生徒が来る。そこから授業が始まる。というようなお話をされていました。
いきなり「熱いな」と思うところからスタートでした(笑)。
今日は、今年のクリスマスケーキ(X’masケーキ)のトレンドのお話でした。
上の写真は、実際に試食させていただきました、定番の「しっとりフルーツショートケーキ」というクリスマスケーキ(X’masケーキ)です。
Oisix(おいしっくす/オイシックス)の社員の方が、レジュメまで作成してくださり(ありがとうございます!)、お話を伺いました。
Oisix(おいしっくす/オイシックス)では、
2009年のクリスマスケーキ(X’masケーキ)の予約・購入サイト
があり、クリスマス(X’mas)に向けての、ケーキ販売の戦略や、Oisix(おいしっくす/オイシックス)のクリスマスケーキ(X’masケーキ)がいかに安全に作られていて、かつ、1年に一度のクリスマス(X’mas)イベントに向けて大切に作られているかの、お話を伺いました。
近年は、おせちもそうですが、クリスマスケーキ(X’masケーキ)についても、外食は控えて自宅でクリスマス(X’mas)を過ごす人達が増えるのではないか?という予測でした。
また、カップルで過ごす「お二人様用ケーキ」や、核家族化が進む中でマッチングするような少人数で食べられる大きさのケーキが人気のようです。
「ちょっとした贅沢」を味わえるケーキということが、お話を伺う中で、テーマのように感じました。
こちらは、昨年、一番人気だった「LETTRE D’AMOUR デリス・ショコラ」というクリスマスケーキ(X’masケーキ)です。
2009年のクリスマスケーキ(X’masケーキ)の予約・購入サイトを見ると、今年も一番人気のようです。
11月中旬の今の時期でも、すでに900件近い予約や購入があるようです。(クリスマスケーキ(X’masケーキ)は予約だけでなく、すぐに購入することもできるようです。)
さっそく試食させていただきました。
どこのお店、というところまでは、インターネット上には書けないようですが、有名店や有名パティシエとコラボレーションして、クリスマスケーキ(X’masケーキ)を作っているとのことでした。
上の「LETTRE D’AMOUR デリス・ショコラ」だけでも、昨年(2008年)は、3500台売れたそうです。(ケーキの単位は「台」だと初めて知りました(汗)。)
予約や購入が殺到するのは、クリスマスの1週間前ということでしたので、それよりも早めに注文すると、在庫切れで注文したいクリスマスケーキ(X’masケーキ)が注文できない、ということもに無いかもしれませんね。
ケーキが梱包されているダンボールにも書いてあったのですが、Oisix(おいしっくす/オイシックス)のクリスマスケーキ(X’masケーキ)は冷凍のまま、自宅まで郵送されます。
クリスマスケーキ(X’masケーキ)が作られてすぐに急速冷凍されるとのことで、できたてのケーキをそのまま届けることができるのだそうです。
ちなみに、Oisix(おいしっくす/オイシックス)さんは、普段はヤマト運輸さんを利用しているのですが、クリスマスケーキ(X’masケーキ)に限っては佐川運輸さんに配達をお願いしているのだそうです。
理由は、佐川運輸さんの方が、ヤマト運輸さんよりも、クール便での配達時の冷凍温度が低いからとのこと。
ケーキは一度解凍してしまうと、再冷凍しても美味しさが戻らないのだそうです。温度管理を徹底することで、ケーキの美味しさを保っているのですね。
佐川急便の冷凍倉庫も借りて、配送までの仕組みを一括しているそうです。
他にも、クリスマスケーキ(X’masケーキ)独特の、Oisix(おいしっくす/オイシックス)さんの心遣いとして、年に1回のクリスマスケーキ(X’masケーキ)が型崩れしていたら、ガッカリする、ということで、輸送時にクリスマスケーキ(X’masケーキ)がズレない工夫がされていました。
まず、梱包されている箱の角をどんなに強く押しても凹みませんでした。これは梱包に工夫することで、角を強化したそうです。
上のケーキは、「イチゴとチーズのムース・ムース」です。
クリスマスケーキ(X’masケーキ)の周りを囲っている透明のプラスティック(?)も、二重です。外側の透明のプラスティックは特に堅めにしているとのこと。
外側の透明プラスティックを取ったら、さらに小さめの透明のプラスティックが付いていました。
もともとクリスマスケーキ(X’masケーキ)自体が冷凍なので、型崩れはしにくいようですが、これらの工夫で、最新の注意を払っているそうです。実際に、クリスマスケーキ(X’masケーキ)を食べる時の状況にも配慮しているのだと感じました。
「イチゴとチーズのムース・ムース」の箱に同封されている飾り付けをすると、上の写真のようなクリスマスケーキ(X’masケーキ)になりました。「イチゴとチーズのムース・ムース」の上に乗せるマカロンなども、別なので、クリスマスケーキ(X’masケーキ)を食べる直前に飾り付けすることができるようです。
「Oisix(おいしっくす/オイシックス)」と言えば、食品の安全に注力して、無農薬野菜や減農薬野菜を扱っている会社という印象が強いと思います。
Oisix(おいしっくす/オイシックス)には、独自の「Oisix安全基準」があり、それに基づいて、食品を消費者に届けているということです。
もちろん、クリスマスケーキ(X’masケーキ)も例外ではなく、そのため、合成着色料や、不必要な添加物を使わずに、クリスマスケーキ(X’masケーキ)が作られているとのこと。
いただきましたレジュメにもありましたが、
確かに、クリスマスケーキ(X’masケーキ)は、通常のケーキよりも、サンタさん等のデコレーションや、文字プレートが多いかもしれないですね。
「Oisix安全基準」を充たすために、
例えば、上の「LETTRE D’AMOUR デリス・ショコラ」のクリスマスケーキ(X’masケーキ)のメッセージ文字は、ホワイトチョコレートにココアパウダーで文字を書いているそうです。
また、デコレーションの砂糖菓子のサンタさんは、通常、真っ赤な服を着ていることが多いですが、着色料を使わない形のため、食べられる形ではなく割り切ってプラスティックのサンタさんにして、雰囲気を楽しむ形にしているそうです。
あくまで、「安全」が、会社としての考え方の中心にあるんだな、と感じました。
クリスマスケーキ(X’masケーキ)に使われている生クリームも、添加物を使っていないため、品質を維持するために、急速冷凍の手法を使って、クリスマスケーキ(X’masケーキ)を消費者に届けているとのことでした。
具体的に、Oisix(おいしっくす/オイシックス)の社員の方から直接お話を伺うと、その理念が分かり、冷凍ケーキを肯定的に捉えることができました。
最後に、Oisix(おいしっくす/オイシックス)の五反田の本社は、とてもベンチャー企業っぽい雰囲気がありました。
コスト削減のために、会議室の敷居は、会社設立当初はダンボールの空き箱だったとのこと。
今は、実は、ダンボールの空き箱の方が面積を取って、家賃を考慮すると、むしろ損失なのではないか?ということで(笑)、通常のパーティションになっていました。
Oisix(おいしっくす/オイシックス)の会社概要を拝見すると、設立は2000年6月なのですね。
わずか10年近くで、年間売り上げが70億円前後、その9割ほどがリピーターによる売上に支えられているとのことでした。
Oisix(おいしっくす/オイシックス)の社員の方のお話を伺って、Oisix(おいしっくす/オイシックス)のビジネスモデルは、インターネットビジネスと言うよりは、インターネットという媒体を使って、安全な野菜や食品を販売している会社という印象を持ちました。
生産農家の方から、実際に安全な野菜などを仕入れて、それを消費者に届けるという、ビジネスモデルということで、他のIT系企業に比べたら粗利益は低いのかな?という想像が出来ましたが、一方で、とても堅実なビジネスモデルのような印象を持ちました。
無農薬野菜や減農薬野菜を取り扱っている会社としては、Oisix(おいしっくす/オイシックス)さんだけでなく、生協さんや、大地を守る会さんや、ミレーさん、らでぃっしゅぼーやさん等が思い浮かびます。
食の安全は、これから更に重要な問題になってくると思いますので、クリスマスケーキ(X’masケーキ)も含め、食品に浸透していくと良いですね。2時間ほど、お話を伺ったり、質疑応答したりして、お世話になりました。
とても勉強になりました。ありがとうございます!